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1月経常収支、2年ぶり赤字=2576億円、貿易赤字拡大で―財務省

時事通信社
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青海コンテナ埠頭に積み上げられた貨物コンテナ
〔写真説明〕青海コンテナ埠頭に積み上げられた貨物コンテナ=5日、東京都江東区(AFP時事)

 財務省が10日発表した1月の国際収支速報によると、海外とのモノやサービスの取引、投資収益の状況を示す経常収支は2576億円の赤字だった。赤字は2年ぶり。1月下旬からの中国の春節(旧正月)による影響で輸入額の伸びが輸出額の増加を上回り、貿易赤字が拡大した。

 輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は2兆9379億円の赤字(前年同月は1兆5232億円の赤字)。輸出額は前年同月比2.1%増の7兆5022億円、輸入額は17.7%増の10兆4401億円だった。春節前は中国からの輸入が増加する一方、日本からの輸出は減る傾向がある。 

 配当金や利子の収支を示す第1次所得収支は20.5%増の3兆6015億円の黒字。自動車産業で海外子会社からの配当金があり、1月としては過去最大の黒字だった。

 輸送や旅行などのサービス収支は4766億円の赤字(同6844億円の赤字)。訪日客増加で旅行収支は7083億円の黒字(同3948億円の黒字)と、単月ベースで過去最大となった。

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