ハローズ、第3四半期決算は2ケタ増益で好調堅持
ハローズ(広島県)が12月27日に発表した2025年2月期第3四半期決算(非連結2024年3月1日~11月30日)は、営業収益が前年同期比7.8%増の1,557億円、営業利益が11.8%増の86億円、経常利益が12.0%増の86億円となり、前年同期と同様、2ケタ増益を堅持した。
第3四半期は、重点販売商品の育成、適切な品質と低価格を基本コンセプトにしたPB商品の拡充に努めたほか、生活防衛企画や自社会員カード「ハロカ」のポイント優遇施策も継続して行った。
店舗については、魅力アップを図るため、第3四半期までに6店舗を改装。また、売場面積600坪型24時間営業店舗として2店舗を新規出店。中四国でのドミナント基盤の強化に努めた。組織面では、4月に従業員の生活支援を目的に、正社員と嘱託社員を対象に月額3万円の賃金のベースアップを実施し、10月には中長期的な業績および企業価値の向上を目的に、管理職にストックオプション(新株予約権)の発行を決議。また、物流の課題解決に向け、賛同企業と連携した「中四国物流研究会」を発足している。
第3四半期累計期間の営業総利益(売上総利益+営業収入)は31億5,500万円増の431億4,200万円。売上総利益率は0.05ポイントと若干だが改善し、営業総利益に厚みを持たせた。一方、販管費は22億3,800万円増の344億8,200万円となったが、営業総利益の増加分が販管費増加分を吸収。営業利益の9億1,700万円増につながった。
2025年2月期の業績については、営業収益で3.2%増の2,017億5,500万円、営業利益で0.8%増の109億6,000万円、経常利益で0.5%増の109億5,000万円、当期純利益で13.6%減の74億2,000万円を見込んでいる。