東急ストア(東京都)は12月10日、家庭から出る廃食油の回収をさらに推進するため、7者との連携協定を締結したことを発表した。
協定には、大田区、日本航空(東京都、以下JAL)、京急ストア(神奈川県)、イオンマーケット(東京都)、ダイエー(東京都)、ビック・ライズ(神奈川県)が参画している。
この連携では、家庭で発生する廃食油を航空機用持続可能な航空燃料(SAF)の原料としてリサイクルする仕組みを構築し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進める。廃食油を有効活用することで、二酸化炭素排出量削減を図り、環境負荷を軽減することを目指す。
東急ストアは、JALが推進するプロジェクト「すてる油で空を飛ぼう」に賛同し、家庭の廃食油をSAFの原料にリサイクルする活動に取り組んでいる。同社は今後も、環境負荷の低減を目指し、持続可能な社会の実現に向けた活動を推進していく方針だ。
≪東急ストアでの取り組み≫
1.回収場所
東急ストア大森店サービスカウンター前(東京都大田区大森北1-6-16)
※今後回収店舗を拡大予定
2.回収方法
家庭で集めた廃食油を「JALオリジナルUCOボトル」に入れ、回収ボックスに直接流し込む
3. 回収できる油
常温で液体の植物性油(例:サラダ油、ごま油、なたね油、オリーブオイルなど)
※回収できない油
・常温で固形の植物油(例:マーガリン、ショートニング、パーム油、ヤシ油)
・動物性油(例:バター、ラード)
・鉱物系油(例:灯油、エンジンオイル)
・食品や香辛料が混ざった油(例:ドレッシング、ラー油、ネギ油)
・事業系油(飲食店から出る油など)