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いなげや、埼玉県春日部市と越谷市で移動スーパー「とくし丸」12月4日運行開始

移動スーパーとくし丸 いなげや28号車
(いなげや ニュースリリースより)

 いなげや(東京都)は、12月4日より「移動スーパーとくし丸いなげや28号車」の運行を埼玉県春日部市および越谷市で開始する。

 同社の移動スーパー事業は、とくし丸(徳島県)とのフランチャイズ契約に基づいて展開されており、2017年に東京都小平市で開業した1号車から実績を積み重ねてきた。今回、埼玉県内では5台目となる運行がスタートする。

 「とくし丸いなげや28号車」は、地域の高齢者や移動が困難な人々のライフラインとして、安心安全な食品を提供する役割を担っている。さらに、地域に食の楽しさを提供し、就労機会を創出することで社会貢献を目指している。また、定期的な巡回を通じて防災・防犯機能を高め、見守り支援も行う。

 この移動スーパーは、販売委託契約を結んだ個人事業主が冷蔵設備を備えた小型の特装車両を運転し、いなげや店舗の商品約400品目・1200点を積み込んで地域を巡回。春日部市および越谷市を主要営業エリアとして、直接その場で商品を販売する。

 「買物弱者」は全国で約825万人存在するとされ、社会問題として深刻化している。いなげやは、移動スーパーとくし丸のビジネスモデルを採用し、今後のニーズ増加に対応していく方針だ。