9月主要HC売上高動向 残暑続き、秋冬物商品出遅れる

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既存店ベース売上高前年同月比では、一部のHCを中心に苦戦となっ

 主要ホームセンター10社の2024年9月の月次業績が出揃った。既存店ベース売上高前年同月比では、一部のHCを中心に苦戦となった。一方、コーナン商事、アレンザホールディングス、ジョイフル本田、ジュンテンドー、ハンズマンなどはプラスとなっている。

 コーナン商事によると、9月も気温が高かったことで、扇風機やエアコン、冷感ウエアなど夏物商品が好調だった。また、PRO商材やリフォーム関連も引き続き好調に推移した。前年同月より祝日が1日多かったことも影響した。曜日回りの影響は、+1.07%としている。

 0.2%減とマイナスだったコメリによると、9月は厳しい残暑と中旬の天候不順の影響を受け、秋のガーデニング・家庭菜園等の需要に遅れが生じるとともに、週末の客数の落ち込みも影響した。

 なお、DCMホールディングスの全店ベースの売上高には、2023年12月に吸収合併したケーヨーの売上を含めている。またハンズマンは23年10月に「松原店」をオープンしており、同店の売上高が全店ベースでの売上増に貢献している。

主要HCの9月の売上増減(速報値) %

社名/業態 既存店 全店
売上高 客数 客単価 売上高
コメリグループ計 ▲ 0.2 ▲ 3.4 3.3 0.9
PW ▲ 0.1 ▲ 3.0 3.1 1.9
PRO 4.3 4.3 0.1 35.2
H&G ▲ 0.4 ▲ 3.7 3.4 ▲ 0.3
DCMホールディングス ▲ 0.5 ▲ 4.0 3.6 23.3
コーナン商事(連結) 1.1 ▲ 1.1 2.2 4.3
アークランズ(専門店含む) ▲ 7.3 ▲ 7.6 0.3 0.1
ナフコ ▲ 4.1 ▲ 3.8 ▲ 0.3 ▲ 4.1
アレンザホールディングス 1.9 ▲ 1.9 3.8 5.8
内HC事業 1.6 ▲ 2.0 3.6 5
ジョイフル本田 4.8 0.6 4.2 5
ジュンテンドー(HC店舗) 1.7 ▲ 2.3 4.2 1
ハンズマン 2.3 0.5 1.8 16
イオン九州(HC業態) ▲ 2.7 ▲ 4.1

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