H2Oリテイリング、東芝テック・Retail AIと連携しスマートカートを試験導入
エイチ・ツー・オー リテイリング(大阪府、以下「H2O」)は10月3日、東芝テック(東京都)およびRetail AI(東京都)と連携し、セルフレジ機能付きスマートカート「Skip CartⓇ」をH2Oグループの食品スーパー「阪急オアシス服部西店」(大阪府豊中市)に試験導入した。
この試験導入は、H2Oが推進する経営効率化や生産性向上を目的とした省力化・省人化・省エネ化の一環であり、買い物時間の短縮やレジ業務の省力化を通じて、人手不足解消の効果を検証する。
Skip CartⓇはRetail AIが開発したスマートカートで、タブレット操作により簡単に使用できるセルフレジ機能を搭載。スキャンした商品の合計金額をリアルタイムで確認でき、レジ待ち時間の削減が可能となる。東芝テックの「ELERAⓇ」プラットフォームとH2Oの店舗システムをクラウド上で接続し、商品登録からセルフ会計までを効率的に行う。また、阪急阪神グループの施設などで利用できるSポイントカードを持つ顧客には、過去の購入履歴に基づくおすすめ商品やお得なポイント情報を提供する。
H2Oグループの店舗では、現在すべて店員が商品登録を行っており、今回の試験導入はレジ係員の負担軽減、会計待ちの解消、さらにタブレット画面を使用した販促効果による売上増加も見込んでいる。
【実験店舗の概要】
店舗名:阪急オアシス服部西店
住所:大阪府豊中市服部豊町2-15-7
営業時間:9:00~20:50
※当該カートの利用可能時間は10:00~20:00
アクセス:阪急「服部天神駅」下車、徒歩8分
実験期間:2024年10月3日~(約6カ月間)