東武鉄道、日立製作所と手ぶら決済を多様な業種に本格導入、全国100カ所に拡大

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　東武鉄道（東京都）と日立製作所（東京都）は9月3日、今年4月から東武ストア3店舗で提供している生体認証を利用したデジタルアイデンティティ共通プラットフォームを全国100カ所以上に順次導入すると発表した。

　これにより、コンビニや家電量販店、ショッピングモール、東京スカイツリーなど多様な業種で、カードやスマートフォンを使わずに決済やポイント獲得が可能となる。

　このサービスは、9月3日から東京ソラマチ、9月26日からは福岡天神の商業施設「ソラリアステージ」（西日本鉄道運営）のポップアップストアで利用可能となり、11月には埼玉県越谷・川越エリアの飲食店など約20店舗でも導入される。さらに、2024年度中には東京スカイツリーのオフィシャルショップ、2025年度には上新電機の大阪2店舗や東武東上線「TJライナー」、2026年度にはファミリーマートへの導入が予定されている。

　また、2025年度には指静脈認証に加え顔認証にも対応し、鉄道改札での導入も検討されている。

　東武鉄道と日立製作所は、同サービス名称を「SAKULaLa(サクララ)」とし、今後も「SAKULaLa」の利用エリア拡大とサービス機能の拡充を推進し、生活をより便利にする社会インフラの構築を目指す。