マキヤ、第1四半期は2ケタ増収も減益

ダイヤモンド・チェーンストア」記者 若狭靖代
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 マキヤ(静岡県)が8月13日に発表した2025年3月期第1四半期決算(連結2024年4月1日~6月30日)は、売上高が前年同期比13.7%増の209億7,400万円、営業利益が9.7%減の4億3,900万円、経常利益が11.9%減の4億6,400万円となった。

 第1四半期連結累計期間は、収益性拡大の対策として、EC事業(ネットモール)とのグループシナジーによるネットモールとリアル店舗の販路拡大、品切れ撲滅とフェイスアップ・ボリューム陳列の徹底、値引き・廃棄ロス率の削減などについて重点的に取り組み、値引き・廃棄ロス率は前年同期比で約8%改善した。

 小売業事業の営業収益は4.9%増の193億9,600万円。「エスポット」、「ポテト・マミー」、「業務スーパー」のすべて業態のフード部門が好調に推移。生鮮食品、日配食品、加工食品はいずれも前年同期を上回り、6.0%増となったことが増収につながった。営業利益については0.5%減の5億2,800万円。売上高の増加に伴って売上総利益は増加したが、給与のベースアップなどによる人件費コストの増加、「エスポット新横浜店」の大規模改装による一時的な経費が発生したことから減益となった。

 今会計年度から計上されたEC事業の営業収益は約14%増の16億3,200万円。売上高の拡大に伴う人材に対する先行投資と「のれん」の償却で、2,700万円の営業損失となった。

 なお、2025年3月期の連結業績については、売上高で13.3%増の869億円、営業利益で1.4%増の22億6,000万円、経常利益で0.6%増の24億1,000万円の増収増益を計画している。

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