景気動向指数、4カ月ぶり悪化=認証不正の影響広がり―6月

時事通信社
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東京都内の横断歩道を渡る人たち
〔写真説明〕東京都内の横断歩道を渡る人たち(EPA時事、資料写真)

 内閣府が7日発表した6月の景気動向指数(2020年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比3.4ポイント低下の113.7となり、4カ月ぶりに悪化した。6月に発覚した自動車の認証不正問題の影響が広がり、下落幅は新型コロナウイルス感染拡大後の20年5月以来の大きさ。基調判断は「下げ止まりを示している」に据え置いた。 

 速報段階で反映した8系列の経済指標のうち、6系列がマイナスに影響した。自動車の生産が減り、生産や耐久消費財出荷が悪化。半導体製造装置など投資財の出荷も低調だった。エアコンなどが好調で小売業の販売額は伸びた。

 数カ月先の景気を示す先行指数は2.6ポイント低い108.6となり、2カ月ぶりに低下した。

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