アークランズ(新潟県)が7月5日に発表した2025年2月期第1四半期決算(連結2024年3月1日~5月31日)は、売上高が前年同期比1.7%増の795億円、営業利益は17.5%増の49億円、経常利益は16.4%増の49億円となり、増収・2ケタ増益に転じた。
第1四半期連結累計期間は、売上高が住関連・外食事業とも前年同期をクリア。住関連は、品目別では家庭用品が好調に推移し、専門店2店舗を新たに出店。客数は苦戦が続いたが、客単価が下支えし、0.3%の増収となった。外食事業は、かつや・からやまの既存店が好調で、店舗数は4店舗増え、客数・客単価ともに伸長して9.6%の増収を達成した。
利益については、住関連が、前期下期の価格改定の影響で売上総利益率が0.4ポイント改善。販管費が前年並みで推移したことから、営業利益を10.9%押し上げ、また、外食事業については、売上高の伸長に加えて売上総利益率が0.5ポイント改善。人件費を中心にコスト増となったものの、営業利益で33.1%増を果たした。
主力の住関連は、売上高が0.3%増の660億円、売上総利益は1.4%増の230億円、営業総利益は1.4%増の266億円。販管費が0.2%増の233億円に抑えられたことで、営業利益を32億円にした。
2025年2月期の連結業績については、売上高で1.4%増の3,150億円、営業利益で14.8%増の185億円、経常利益で14.5%増の190億円を見込んでいる。