実質GDP、年2.9%減に下方修正=1~3月期、基礎統計の訂正で―内閣府

時事通信社
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都内のスーパーで買い物する人
〔写真説明〕都内のスーパーで買い物する人=19日(AFP時事)

 内閣府は1日、2024年1~3月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)を下方修正し、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.7%減(従来0.5%減)、この成長が1年続いた場合の年率換算で2.9%減(同1.8%減)と発表した。GDPの基礎統計である「建設総合統計」を国土交通省が訂正したことを反映した。

 修正の結果、公共投資は前期比1.9%減(同3.0%増)の下落。住宅投資は2.9%減(同2.5%減)となった。 

 内閣府などによると、建設総合統計を遡及(そきゅう)改定した場合、通常は次回の四半期別GDP速報値発表時に反映させる。今回は一部企業の回答に誤りが判明したため、1~3月期GDP改定値を修正するという迅速な対応を取った。    

◇1~3月期のGDP改定値(修正後)
◇実質成長率   ▲ 0.7(▲ 0.5)
 年率換算 ▲ 2.9(▲ 1.8)
◇寄与度  内需 ▲ 0.4(▲ 0.1)
      外需 ▲ 0.4(▲ 0.4)
◇主要項目
 個人消費    ▲ 0.7(▲ 0.7)
 住宅投資    ▲ 2.9(▲ 2.5)
 設備投資    ▲ 0.4(▲ 0.4)
 民間在庫      0.3(  0.3)
 公共投資    ▲ 1.9(  3.0)
 輸出      ▲ 5.1(▲ 5.1)
 輸入      ▲ 3.3(▲ 3.3)

◇名目成長率   ▲ 0.2(  0.0)
 年率換算 ▲ 0.9(  0.1)

(注)カッコ内は修正前の改定値。数値は前期比伸び率%、寄与度は%。民間在庫は成長率への寄与度。▲はマイナス

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