【ワシントン時事】米商務省が20日発表した1~3月期の経常収支の赤字額は、前期比7.2%増の2376億4500万ドル(約37兆7000億円)だった。赤字拡大は2四半期連続。堅調な米景気を背景にモノの輸入が伸び、貿易赤字が拡大したことが主因。経常赤字の国内総生産(GDP)比は3.4%となり、前期(3.2%)から上昇した。
モノとサービスを合わせた貿易赤字は、5.4%増の2045億1600万ドル。輸出は微増にとどまった一方、輸入が大きく増加した。配当や利子など一次所得の黒字幅は縮小した。
2023年10~12月期の経常赤字は、2217億8400万ドル、23年の経常赤字は9053億7600万ドルにそれぞれ改定された。