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4月景気動向指数、1.0ポイント上昇=自動車の生産再開で

内閣府
〔写真説明〕内閣府=東京都千代田区(時事通信社)

 内閣府が7日発表した4月の景気動向指数(2020年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比1.0ポイント上昇の115.2となり2カ月連続で改善した。認証不正問題での生産停止から、自動車の出荷再開が進んだことが影響した。基調判断は「下方への局面変化を示している」に据え置いた。

 速報段階で反映させた8系列の経済指標のうち、5系列がプラスに寄与した。自動車の出荷や石油などの卸売りが伸びた。生産指数は航空機エンジンの部品生産が落ち込んだことで低下した。

 数カ月先の景気を示す先行指数は0.1ポイント低下の111.6と、3カ月ぶりに悪化。物価高の影響による消費者態度指数の低下が響いた。