生活協同組合コープさっぽろ(北海道札幌市)の関連会社で物流事業を展開する北海道ロジサービス(江別市)は5月29日、道内でコールドチェーンを有するアイアイ・テー(石狩市)をはじめ、そのグループ会社であるウィルキャリー(苫小牧市)、ロジエンス北海道(石狩市)、デリバリー(苫小牧市)および青果卸事業を展開するオリエンタルフーズ(札幌市)の全株式を取得したと発表した。
具体的には、これら5社の持株会社であるNSSK-M(東京都)およびNSSK-MM(東京都)の全株式を日本産業推進機構グループが管理する投資事業有限責任組合を通じて譲受した。
この取り組みは、トラック運転手の残業規制による物流の「2024年問題」や高齢化による労働力不足の「2030年問題」を背景に、コープさっぽろおよびグループ各社が提供するサービスを将来にわたり安定的に届けるためのもの。
コープさっぽろは、既に多様な車両(宅配システムのトドック車両、移動販売のおまかせ便カケルの車両等)を通じて「ラストワンマイル」を実現しており、今回の5事業法人の株式譲受により、末端物流を支える基幹物流と調達機能の強化を図る。