実質GDP、年2.0%減=2四半期ぶりマイナス―自動車の認証不正響く・1~3月期

時事通信社
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都内のスーパーで買い物する人
〔写真説明〕都内のスーパーで買い物する人=19日(AFP時事)

 内閣府が16日発表した2024年1~3月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.5%減、この成長が1年続いた場合の年率換算で2.0%減だった。2四半期ぶりのマイナス成長。一部自動車メーカーの認証不正問題に伴う生産停止の影響が個人消費や輸出、設備投資などに広がった。

 同時に公表した23年度の実質GDP成長率は前年度比1.2%増、名目は5.3%増だった。

 1~3月期は内需の柱である個人消費が前期比0.7%減と4四半期連続のマイナス。自動車やスマートフォンなどの販売が落ち込んだ。輸出は自動車の生産停止により5.0%の大幅減で、4四半期ぶりのマイナス。設備投資も0.8%減で、業務用自動車の出荷停止で企業が購入できなかったことが影響したとみられる。

 物価変動の影響を反映し、生活実感に近い名目GDPは前期比0.1%増、年率0.4%増だった。

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