4月11日にハローズ(広島県)が発表した2024年2月決算(非連結2023年3月1日~2024年2月29日)は、営業収益が前期比12.3%増の1,954億円、営業利益は20.1%増の108億円、経常利益は19.2%増の108億円、当期純利益は38.5%増の85億円となり、2ケタの増収・増益を達成した。
2023年度は、商品については、継続して重点販売商品の育成と適切な品質・低価格を基本コンセプトにしたPB商品のシェアアップに努め、店舗運営では、新店4店舗をオープン。同時に、既存店6店舗を改装して店舗の魅力度アップを図り、全店24時間営業を継続して行った。物流では、主要物流拠点の確立を目的に、坂出ロジスティクスセンターを新設したほか、兵庫低温センター、広島低温センターを開設。また、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を目的に、1万5,000株の自己株式の取得も行っている。
売上総利益は14.3%増の488億円、営業総利益は13.2%増の543億円となり、売上高比率でそれぞれ0.4ポイント、0.2ポイント伸長。一方、販管費は11.6%増の434億円となったが、売上高比率で0.2ポイント減らしたことで、20%を超える営業増益を達成した。
財政状態については、新規出店などに伴う土地・建物取得などで有形固定資産が34億円増の673億円。流動負債は買掛金が約12億円増加して240億円となった。自己資本比率59.7%。前期に比べて4.6ポイントアップした。
2025年2月期の業績については、営業収益で3.2%増の2,017億円、営業利益で0.8%増の109億円、経常利益で0.5%増の109億円を見込んだ。