リサイクルしやすいスポーツ靴=回収の仕組みも整備―アシックス
アシックスは11日、分離可能な靴底(ソール)を採用し、リサイクルしやすくしたランニングシューズ「NIMBUS MIRAI(ニンバス ミライ)」を発売すると発表した。東京、大阪の一部直営店やオンラインストアで、12日に売り出す。使用済みの同シューズを回収する仕組みも整備。希望小売価格は2万2000円。
強度が求められるスポーツシューズは靴底と上部(アッパー)を分けることが難しい上、アッパーに複数の素材が使われることが多く、リサイクルは困難とされる。
同社は強度を保ちつつ、ソールとアッパーに分解できる接着剤を独自開発。アッパーにはポリエステルの単一素材を用いた。使用後は専用サイトから無料で集荷を申し込める。回収した製品は衣料品などの原料としてリサイクルするという。