【ワシントン時事】米商務省が4日発表した2月の貿易統計(国際収支ベース、季節調整済み)によると、モノとサービスを合わせた貿易収支の赤字額は、前月比1.9%増の689億100万ドル(約10兆4500億円)だった。赤字拡大は3カ月連続。旅行などサービスの黒字幅が縮小した。
輸入は2.2%増の3319億1400万ドル。携帯電話などの消費者向け製品や、自動車・同部品などの輸入が拡大。旅行や輸送といったサービスも増えた。輸出は2.3%増の2630億1400万ドル。旅行などの伸びが小幅にとどまった。
モノの赤字額(通関ベース、季節調整前)を国別に見ると、対中国は198億8400万ドルと前月から縮小。対日本も55億8100万ドルに減少した。赤字額上位は、中国、メキシコ、ベトナムが続き、日本は5位。