百貨店売上高、14.0%増=春節、うるう年効果で―2月
日本百貨店協会が25日発表した2月の全国百貨店売上高は、総額4329億円だった。既存店ベースで前年同月比14.0%増と24カ月連続のプラス。円安や中華圏の春節(旧正月)休暇の影響でインバウンド(訪日客)が伸長。うるう年で営業日が1日多かったことも売り上げ増に寄与した。
来店客数は、7.2%増。訪日客による免税売上高は約2.7倍の469億円で、2023年12月(477億円)に次ぐ、2番目の水準。 商品別では、海外ブランドなどの高額品や化粧品が引き続き好調。気温の上昇で春物衣料も売れた。卒業・入学シーズン向けのジャケットやワンピースも伸びた。
また、日本チェーンストア協会が同日発表した全国スーパー売上高は、総額1兆555億円。既存店ベースで5.5%増と、12カ月連続で増加した。節約志向の高まりで買い控え傾向が続くものの、値上げによる単価上昇が全体を押し上げた。