イオンモール(千葉県)と、住友商事および四国電力が出資するSunTrinity合同会社(東京都)は、イオンモールの屋外駐車場において日本最大規模となる合計約1.5万キロワットのカーポート型太陽光発電設備「ソーラーカーポート」を導入する、オンサイト太陽光PPAの包括契約を締結したと1月11日に発表した。
同契約の対象は12店舗で、このうち1店舗は設置容量が2,400キロワットを超え、1拠点あたりに導入されるソーラーカーポートとしては日本最大級となる。
また、これによりイオンモールは約1千8百万キロワットアワー、一般家庭約4,300軒分の消費電力を再生可能エネルギーで賄えるようになるという。
「ソーラーカーポート」は、駐車場スペースを有効活用し屋根と太陽光発電設備を導入することで新たな電力を生み出す取り組みとして注目が高まっている。晴天時には日除けに、雨天時には雨除けとなることから、駐車場利用者の利便性の向上に加え、駐車場の屋根を有効活用しつつ、再生可能エネルギーを最大限に活用できる仕組みだ。
屋根置き太陽光に比べ導入コストが高くなる傾向だが、まとめて導入することでコスト低減も可能になるという。
車の前方に柱がないすっきりとしたデザインで、地域の特性に応じ暴風雨や積雪などにも耐えることができる設計となっている。また、両面パネルを採用することで、パネルの裏面からも発電が可能となり、車の駐車時は反射光で発電量が増す仕様となっている。