EVトラック、普通免許でOK=「エルフミオ」、人手不足に対応―いすゞ
いすゞ自動車は、普通免許で運転できる電気自動車(EV)トラック「エルフミオEV」を5日から販売すると発表した。運転手不足が懸念される「物流2024年問題」に備え、ドライバーの裾野を広げるとともに、温室効果ガス削減の需要にも応える。
中型免許などが必要な一般のトラックとは違い、積載量を1トン強に抑えることで総重量を普通免許で運転可能な3.5トン未満に抑えた。1回の充電で115キロ程度走行でき、比較的軽量な荷物を市街地で運ぶ利用を主に想定。リース限定で販売し、価格は非公表としている。
いすゞによると、運送業界では普通免許で運転できるトラックを求める声が強まっており、同社はディーゼルエンジン搭載タイプも24年夏ごろに投入する予定。EVとディーゼルを合わせ、年間4000~8000台程度の販売を見込む。