アインホールディングスが12月6日に発表した2024年4月期第2四半期決算(連結5月1日~10月31日)は、売上高が前年同期比13.2%増の1,937億円、営業利益は28.9%増の87億円と、2ケタの増収・増益を達成した。
セグメント別の経営成績は、ファーマシー事業で売上高が13.0%増の1,732億円、セグメント利益で16.0%増の125億円、リテール事業は売上高が21.5%増の148億円、セグメント利益については277.3%増と大きく伸長して13億円となった。
主力のファーマシー事業は、「かかりつけ薬剤師・薬局」の機能発揮に取り組み、患者の利便性向上のためDXを積極的に推進。また、高額医薬品処方が増加傾向となり処方箋単価が上昇したことに加え、インフルエンザの早期流行が影響したことで処方箋枚数も増加。出店については、M&Aを含めて、5店舗を閉店、2店舗を事業譲渡したが、15店舗を新たに出店した。
リテール事業については、客数が堅調に推移し、強みであるコスメ関連商品などが良く動き、単価上昇に寄与。また、販管費の低減で利益率も向上し、セグメント利益の大幅増につながった。
連結業績では、売上総利益が11.1%増の277億円。売上比で0.3ポイント落として14.3%となったが、販管費(4.5%増の190億円)の売上比が前年同期に比べ0.8ポイント落として9.8%となったことから、2ケタの営業増益に結びついた。