セリア 第2四半期の営業利益は23.2%減
セリアが10月31日に発表した2024年3月期第2四半期決算(4月1日~9月30日)は、売上高が前年同期比2.6%増の1,071億円、営業利益は23.2%減の61億円となり、大幅な減益となった。
第2四半期累計期間は、商品仕様の見直しによる原価上昇抑制、複数出店案件が見込める企業との関係強化と未出店地域の開拓、システムを活用した社内全体の効率化追求に取り組んだ。
出退店については、採算性を精査しながら直営店61店舗を出店し、直営店23店舗とFC店1店舗を退店。売上高は、連休などにおける遠出が来店客数のマイナスに作用し、既存店が前年同期比1.4%減と低迷。新店を含む全店で辛うじて増収を保った。
一方、円安や原材料コスト上昇の影響で、売上原価率は58.9%と1.3ポイント上昇。また、既存店売上が前年同期を下回ったことで、販管費の売上高に対する比率は0.6ポイント上昇し、売上高営業利益率が前年同期の7.7%から5.8%にダウン。大幅な営業減益をもたらした。