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8月の街角景気、2カ月ぶり悪化=猛暑と物価高影響

都心の街並み
〔写真説明〕都心の街並み=8月7日、東京都内(AFP時事)

 内閣府が8日発表した8月の景気ウオッチャー調査によると、街角の景況感を示す現状判断指数(季節調整値)は前月比0.8ポイント低下の53.6となり、2カ月ぶりに悪化した。猛暑に伴う外出控えによる消費の伸び悩みや、長引く物価高が影響した。基調判断は「緩やかに回復している」を維持した。 

 指数の内訳では、家計動向関連が0.5ポイント低下。物価高に加え「猛暑のため外に出ない客が多く、急激に来客数が減っている」(東北地方のレストラン)などの声が聞かれ、飲食関連が3.2ポイント下落した。企業動向関連も物価高の影響などを理由に1.8ポイント低下した。

 2~3カ月先の見通しを示す先行き判断指数は2.7ポイント低下の51.4で2カ月ぶりに悪化した。 〔写真説明〕都心の街並み=8月7日、東京都内(AFP時事)