景気動向指数、0.9ポイント上昇=3カ月連続、判断維持―6月

時事通信社
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都内の道を行き交う人々
内閣府が7日発表した6月の景気動向指数(2020年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比0.9ポイント上昇の115.2で、3カ月連続で改善した。(i-stock/dk1234)

 内閣府が7日発表した6月の景気動向指数(2020年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比0.9ポイント上昇の115.2で、3カ月連続で改善した。半導体部品など電子部品・デバイス工業の出荷がけん引した。基調判断は「改善を示している」に据え置いた。この判断も3カ月連続。 

 一致指数では、速報値段階で反映させた8系列の経済指標のうち6系列がプラスに寄与した。輸出数量が米国や欧州連合(EU)、アジア向けのいずれも改善したほか、自動車部品や普通トラックなど自動車工業の生産も伸びた。

 数カ月先の景気を示す先行指数は0.2ポイント低下の108.9で、3カ月ぶりに悪化した。東証株価指数(TOPIX)が高水準で推移していることなどプラス要素はあったが、新規求人数の減少や中小企業の売り上げ見通し鈍化が足を引っ張った。

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