セブン―イレブン・ジャパンは11日、環境に配慮した総菜のブランドを新たに展開すると発表した。第1弾はツナの一部をエンドウ豆にしたツナマヨネーズのおにぎりなど4品目で、14日に発売する。食材の安定調達につなげる狙いで、今後も商品カテゴリーを拡大していく考えだ。
新ブランドの名称は「みらいデリ」。「おにぎり ツナマヨネーズ」は151円と、通常のものと同じ価格設定にした。「ナゲット(5個入り)」(259円)にも鶏肉の代わりにエンドウ豆を一部使用。天候に左右されない植物工場で生産した野菜のサラダも2品展開する。
永松文彦社長は「環境が変化する中、経済的価値に加え、社会的価値を追求する必要がある」と語った。
一方、親会社のセブン&アイ・ホールディングスは、イトーヨーカドーで扱っている低価格なプライベートブランド(PB)「セブン・ザ・プライス」の商品数を、来年2月までに現在の約80品目から160品目へ倍増させる方針だ。パックご飯やペットボトルの水など利用頻度の高い商品を新たに販売し、物価高に伴う節約需要に対応する。