4月経常黒字76%増=燃料高一服、貿易収支改善―財務省
財務省が8日発表した4月の国際収支速報によると、海外とのモノやサービスの取引、投資収益の状況を示す経常収支は、前年同月比76.3%増の1兆8951億円の黒字だった。黒字は3カ月連続。エネルギー価格の高騰が一服して輸入額が減少し、貿易収支が改善したことが主な要因だった。
輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1131億円の赤字(前年同月は6841億円の赤字)と赤字幅が縮小した。輸出額は2.6%増の8兆2234億円、輸入額は4.1%減の8兆3366億円だった。
配当金や利子の収支を示す第1次所得収支は3.1%増の3兆663億円の黒字だった。