景気動向指数、0.2ポイント上昇=基調判断は据え置き―4月

時事通信社
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都内の道を行き交う人々
内閣府が7日発表した4月の景気動向指数(2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比0.2ポイント上昇の99.4と3カ月連続で改善した。(i-stock/dk1234)

 内閣府が7日発表した4月の景気動向指数(2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比0.2ポイント上昇の99.4と3カ月連続で改善した。輸出数量のほか耐久消費財の出荷の拡大が全体のプラスに寄与した。基調判断は「足踏みを示している」に据え置いた。

 4月の一致指数では、速報値段階で反映させた8系列の経済指標のうち5系列がプラスに寄与した。半導体製造装置などの生産が減少した一方、米国や欧州連合(EU)向けの輸出や、普通乗用車など耐久消費財の出荷が増加したという。

 数カ月先の景気を示す先行指数は0.7ポイント上昇の97.6と2カ月ぶりに改善。消費者マインドや中小企業の売り上げの好調な見通しが寄与した。