内閣府が11日発表した4月の景気ウオッチャー調査によると、街角の景況感を示す現状判断指数(季節調整値)は前月比1.3ポイント上昇の54.6と3カ月連続で改善した。新型コロナウイルス感染対策が緩和される中、会食やイベントの開催で人流が増加した。
基調判断は「持ち直している」で据え置いた。
指数の内訳は、家計動向関連が1.2ポイント、企業動向関連が2.1ポイント、雇用関連が0.2ポイントそれぞれ改善した。「国内外の観光客が増え、来客数、買い上げ客数ともに増加傾向にある」(北海道の百貨店)などの声が聞かれた。
2~3カ月先の見通しを示す先行き判断指数は1.6ポイント上昇の55.7だった。