イオンリテール、発注精度40%改善=AI使ったシステム、380店に導入拡大

時事通信社
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〔写真説明〕イオンのロゴ(AFP時事)

 イオンリテールは20日、人工知能(AI)を活用した商品発注システムの導入店舗を5月13日に380店舗に拡大すると発表した。気候や特売などの特殊要因を学習して需要を予測することで、既存のシステムに比べ発注精度を最大40%改善。品切れや不要な在庫削減につなげる。

 独自開発した新システム「AIオーダー」は、過去の販売実績と客数予想をベースに、商品の価格や曜日、在庫数量などを掛け合わせて発注数を提示する仕組み。現時点で100店舗への導入が済んでいる。従業員が勘などに頼って発注する場合と比べ、精度が上がるだけでなく発注にかかる時間がほぼ半減するという。

 まず豆腐やパンなどの日配品から開始し、順次衣料や雑貨にも拡大する。オンライン会見した山本卓也システム企画本部長はAIオーダー導入の目的について、「対面販売や店内調理、接客販売を強化して、お客さまとのタッチポイントを増やす。そのために(他の)業務領域の省人化を進める」と説明した。

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