PPIH、22年7〜12月期の営業利益は31.6%増 DS事業好調で最高益

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■PPIHは2021年6月期で全体業績は好調だったものの主力のドン・キホーテは減収減益だった
ディスカウントストア(DS)事業が好調で、上期としては売上、営業利益とも過去最高となった。

 「ドン・キホーテ」などを展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)が発表した2022年7〜12月期の連結業績は、売上高が前年同期比6.6%増の9784億円、営業利益が31.6%増の574億円と増収増益だった。ディスカウントストア(DS)事業が好調で、上期としては売上、営業利益とも過去最高となった。

 DS事業は外出機会の増加やイベント需要の戻りで客数が増えた。第2四半期(10〜12月)以降はインバウンド(訪日外国人)需要も回復し、既存店売上高は4.0%増加した。プライベートブランド商品が引き続き好調で、既存店の粗利益率が1.8ポイント上昇した。

 GMS(総合スーパー)事業の既存店売上高は1.9%減だったが、粗利益率の改善とコスト管理により、営業利益は22億円の増益を確保した。

 一方、海外ではアジア事業が積極的な出店で増収増益となったものの、北米事業はハワイ事業の在庫管理や価格コントロールがうまくいかず、減益となった。

 上期の結果を受けて、DS事業の通期営業利益は期初予想から60億円の上振れを見込む。逆に海外事業が60億円の下振れとなる見通しで、会社全体としての通期予想は据え置いた。23年6月期通期の連結売上高は3.2%増の1兆8900億円、営業利益は6.0%増の940億円を見込んでいる。

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