貿易赤字、2兆274億円=11月では最大、資源高や円安で―財務省
財務省が15日発表した11月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は2兆274億円の赤字となった。資源価格の高騰や円安によって輸入額が膨らんだことが響き、赤字額は、11月としては比較可能な1979年以降最大。赤字は16カ月連続で、貿易赤字が恒常化しつつある。
輸出総額は前年同月比20.0%増の8兆8375億円、輸入総額は30.3%増の10兆8649億円。
国別の貿易収支は対米国が6804億円の黒字。対中国は6907億円の赤字だった。