四国・中国を地盤とするフジ(愛媛県松山市)は1月8日、2019年2月期連結業績予想を修正した。衣料品と住居関連商品を中心に販売が低調で、営業収益は前期比0.5%減の3148億円、営業利益は2.2%増の74億円となりそう。従来予想に比べて、それぞれ72億円、12億円の下方修正となる。
一方、株式を持ち合っていた宝飾品専門店ヨンドシーホールディングスの株式を売却することで第4四半期に46億円の売却益が発生、純利益は純利益は従来予想を27億円上回って、前期比57.1%増の88億円となる見通しだ。
同日発表した19年2月期第3四半期累計(18年3月〜11月)の連結業績は、営業収益が前年同期比1.5%減の2314億円、営業利益が1.8%減の47億円、純利益は10.1%減の31億円と減収減益だった。
フジは18年10月、イオンとの資本業務提携を発表。これに伴い、ヨンドシーは子会社のアスティを通じて保有するフジの株式の一部を19年2月末までにイオンに売却する予定だ。