西武鉄道と住友商事、所沢駅西口に150店舗入居の商業施設 24年秋開業

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西武鉄道と住友商事が所沢駅西口に開発する「所沢西口開発計画」の建物外観イメージ
「所沢駅西口開発計画」の建物外観イメージ

 西武鉄道と住友商事は、所沢駅(埼玉県所沢市)の西口に約150店舗が入居する大型商業施設を開発する。11月に工事に着工、2024年秋の開業を予定する。所沢駅東口では商業施設「グランエミオ所沢」を開業するなど一連の開発が完了しており、西口にも大型商業施設を建設することで西武線沿線の中心拠点である同駅の活性化を図る。

 西武グループでは、所沢駅西口に広がる西武鉄道所沢車両工場跡地を含む周辺一帯の開発を進めている。このうち、約3万4000㎡の敷地に約285億円を投じて、地上7階建ての商業施設を建設する。商業フロアは4層で、店舗面積は約4万3000㎡。映画館やファッション、雑貨、飲食、エンターテインメントなど多様な店舗を集積する。

 所沢駅から商業施設へは2階部分がデッキで結ばれる。商業施設には約1700台の駐車場と約2000台の駐輪場を設ける。

 所沢駅は西武新宿線と西武池袋線が交差し、乗降客と乗換客を合わせて1日当たり約22万人が利用する。西武鉄道グループでは駅の改装を実施したほか、プロ野球の埼玉西武ライオンズが拠点とするベルーナドームや西武園ゆうえんちも21年にリニューアルするなど、所沢エリアをベッドタウンから暮らす・働く・学ぶ・遊ぶの4要素が揃った「リビングタウン」に進化させる街づくりを進めている。

「所沢西口開発計画」の商業施設の2階に出来るパブリックビューイングなどがが出来る広場のイメージ
商業施設の2階には、パブリックビューイングなどができる広場を設ける予定だ

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