【米グーグル】検索結果から食品や日用品を直接購入できる新サービス

　米グーグル（Google）は3月19日、検索結果として表示された食品や日用品などをそのまま購入できる新サービス「ショッピング・アクション（Shopping Actions）」を米国内で始めた。

 

　ある商品について検索すると、スポンサーセクションやGoogleショッピング検索結果として、グーグルと提携する小売業が取り扱う商品が表示される。その中から1つを選んで、グーグルの配達サービス「グーグル・エクスプレス」の買い物カートに入れ、グーグルのアカウントに登録したクレジットカードで決済する。

 

　ショッピング・アクションは、複数のEC（インターネット通販）業者への注文を一度で済ませることができる。例えば、石鹸とアルミホイルをディスカウントストアで注文した後、化粧用ブラシを化粧品専門店で注文するなど、買い物カートに異なる小売業が扱う商品が入っていても、一度の決済ですべての注文が完了する。

 

　表示する検索結果は、人工知能を使いユーザーの好みに合わせて最適化していく。パソコンやスマートフォンのほか、音声アシスタント機能付きスピーカー「グーグル・ホーム」でも注文できる。

 

　ショッピング・アクションでは、ディスカウントストアのターゲットや化粧品専門店アルタ・ビューティー、生花の通販を手がける1-800フラワーなどがグーグルと提携。ロイター通信によれば、ウォルマートやコストコも提携先に含まれている。

 

　なお、提携先EC業者が取り扱う商品が表示されるのは、スポンサーセクションとGoogleショッピング検索結果だけで、通常の検索結果には影響しない。