【全国百貨店】5月の売上高は微減、インバウンドは好調続く

2017/06/22 11:00
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 日本百貨店協会が発表した全国百貨店の5月の売上高は約4588億円で、既存店ベースでは前年同月比0.04%減とわずかに前年実績に届かず、2ヵ月ぶりのマイナスとなった。

 

 訪日外国人(インバウンド)向けの売上高は42.8%増で6ヵ月連続のプラスと引き続き好調だったが、前年に比べて日曜日が1日少なかったことが響いた。

 

 地区別では、10大都市のうちインバウンド需要が旺盛だった大阪(5.8%増)、福岡(3.1%増)など4都市がプラスだったが、10大都市を除く地区は1.4%減と苦戦した。

 

 商品別では、円安株高効果などで高額商材の増勢が続き美術・宝飾・貴金属が1.6%増、インバウンド需要が大きい化粧品が17.1%増となるなど「雑貨」が7.0%増と好調。菓子の売れ行きがよかった「食料品」も0.4%増と2ヵ月連続のプラスとなった。一方、主力の「衣料品」は3.1%減、「身のまわり品」「家庭用品」もマイナスだった。

 

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