ダイエーは100%子会社のオレンジフードコートが運営する「ドムドムハンバーガー」事業を売却する。ドムドムハンバーガーは国内初のハンバーガーチェーンだが、ダイエーの事業縮小に伴って事業は伸び悩んでいる。
ホテルやゴルフ場などの再生事業を手がけるレンブラントホールディングス(HD)傘下の投資会社と新生銀行傘下の投資会社が、共同で設立する会社に事業を譲渡する。譲渡価格は非公表。
オレンジフードコートはフランチャイズ加盟店を含めてドムドムハンバーガー43店舗を運営しているが、このうち22店舗と「ディーンズバーガー」2店舗など計28店舗を売却。フランチャイズ運営権や商標権なども譲渡する。譲渡手続きは7月1日に完了の予定。
レンブラントHDでは今後、ドムドムハンバーガーの知名度が高い阪神地域を中心に出店を増やしていく。
オレンジフードコートは、クレープ専門店として国内最多の店舗数を持つ「ディッパーダン」の事業に集中する。