【街角景気】現状判断指数が5ヵ月ぶりに改善、飲食関連上向く

2017/05/16 10:00
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 内閣府が発表した4月の景気ウォッチャー調査によると、街角の景気判断を示す現状判断指数(季節調整値)は、前月を0.7%ポイント上回り、48.1となった。好不況の分かれ目となる50の水準には届かなかったが、5ヵ月ぶりに上昇に転じた。

 

 家計動向では、飲食関連が3.3ポイントと大きく上昇し、47.4となった。小売関連は0.4ポイント上昇の45.3だった。企業動向と雇用動向はそれぞれ0.3ポイント上昇の48.5、1.4ポイント上昇の54.8だった。

 

 2?3ヵ月先の景気の先行きに対する判断指数も、前月を0.7ポイント上回って48.8となった。改善は2ヵ月ぶり。

 

 先行きについての判断理由としては、「雇用がひっ迫している一方、賃金の上昇は実感できない。ただし、パートタイマーの時給の上昇は賃上げの動きを大きく上回っており、消費をけん引する可能性がある」(近畿のスーパー)、「6月後半からはボーナス商戦が始まり、良くなる」(東海の乗用車販売店)といったコメントが上がっている。

 

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