【マツキヨHD】売上高でサンドラを下回り業界4番手となる見通し
長らくドラッグストア業界首位の座にあったマツモトキヨシホールディングス(HD)の今期の売上高がライバルのサンドラッグを下回り、業界4番手となる見通しだ。
5月11日に発表した2018年3月期の連結売上高見通しは、マツキヨHDが前期比4.6%増の5600億円、サンドラッグは6.8%増の5645億円となっており、わずかながらサンドラがマツキヨHDを上回りそうだ。
ドラッグストア業界では、ウエルシアHDが17年2月期に売上高6000億円を突破、初めて最大手の座に着いた。また、積極的なM&A(買収・合併)で業容を拡大しているツルハHDは、17年5月期で10.5%増の5830億円の売上高を見込んでおり、マツキヨHDとサンドラを上回るのが確実な情勢だ。
ツルハHDは利益成長のペースでもライバル各社を凌いでおり、17年5月期の営業利益は18.4%増の371億円と利益額で業界トップとなりそうだ。
なお、17年3月期のマツキヨHDの営業利益は3.7%増の284億円、サンドラッグは3.1%増の340億円で、両社ともインバウンド需要拡大の追い風を受けた前期に比べて増益ペースが鈍った。