【街角景気】3ヵ月連続で悪化、停滞感強まる

2017/04/12 18:00
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 内閣府が発表した3月の景気ウォッチャー調査によると、街角の景気判断を示す現状判断指数(季節調整値)は、前月比1.2ポイント低下の47.4だった。悪化は3ヵ月連続。2?3ヵ月先の景気の先行きに対する判断指数も2.5ポイントと大きく低下して48.1となり、好不況の分かれ目となる50の水準を6ヵ月ぶりに下回った。内閣府は「持ち直しが続いているものの、引き続き一服感がみられる」と基調判断を据え置いたが、景気の停滞感が強まっている。

 

 判断理由として、現状については「前年と比べて来客数、販売量がここ数ヵ月で最も落ち込んでいる」(中国地方のスーパー)、先行きについては「トイレットペーパーなどの紙類、サラダ油などの値上げが予定されている。今後、さらに節約志向が強まりそう」(北陸地方のスーパー)といったコメントが上がっている。

 

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