【全国百貨店】1月の売上高は1.2%減、11ヵ月連続のマイナス

2017/02/22 17:00
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 日本百貨店協会が発表した全国百貨店の1月の売上高は、約5209億円で既存店ベースで前年同月比1.2%減だった。中国で大型連休となる春節(旧正月)のスタートが例年より早い1月28日となったことから、インバウンド(訪日外国人)客数が31.0%の大幅増となったものの、国内需要の落ち込みをカバーできず、11ヵ月連続で前年実績を下回った。インバウンド向けの売上高は24.8%増の約217億円で、単月としては過去最高を記録した。

 

 地区別ではインバウンド効果が大きかった札幌(4.0%増)、大阪(2.1%増)、福岡(1.7%増)が前年を上回ったが、他の15地区はマイナスだった。

 

 商品別では主要5品目のうち、化粧品が引き続き好調だったことに加えて美術・宝飾・貴金属が回復した「雑貨」が3.5%増で2ヵ月連続のプラスとなった。だが、主力の衣料品は2.7%減、主要5品目のうち衣料品に次ぐ規模を持つ食料品は1.0%減だった。

 

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