【訪日外国人客】1月は24%増の229万人、年間2800万人程度か

2017/02/17 00:00
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 日本政府観光局は1月の訪日外国人客数が前年同月比24.0%増の229万5700人だったと発表した。1月としては過去最高で、単月としても16年7月の229万6451人に迫る2番目の記録となった。

 

 旧正月「春節」の休暇が今年は1月末から始まったため、中華圏からの客数が増えた。国・地域別では中国が32.7%増の63万6000人、香港が48.4%増の18万5500人と大きく伸びたほか、マレーシア、インドネシア、ベトナムなど東南アジアからの客数も大幅に増加した。

 

 16年の訪日客数は前年比21.8%増の2403万人と4年連続で過去最多を更新したが、みずほ総合研究所では17年も16%増の2800万人程度になると予想する。このペースでの増加が続けば、2020年の訪日客数は政府目標の4000万人に到達する。

 

 円高の影響などから16年には伸び悩んだ1人当たりの支出額も下げ止まりを見せ、インバウンド消費額は16年の3兆7000億円から17年は4兆4000億円程度に増加すると同研究所では予測している。

 

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