【ラオックス】16年12月期は9億円の営業赤字に転落、客安価下落響く

2017/02/07 00:00
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 免税店大手のラオックスは2月3日、2016年12月期の連結営業損益が9億円の赤字(前期は85億円の黒字)になったと発表した。円高の進行や中国での関税率引き上げなどで訪日外国人客の客単価が大きく落ち込んだことが響いた。

 

 同社は16年8月に通期業績予想を下方修正し、通期の営業利益予想を57億5000万円引き下げて12億5000万円としていたが、それを大幅に下回った。訪日客急増で前期は過去最高益となったため、当期は一気に15店舗を新規出店(6店舗を閉鎖)したが、出店に伴う人件費や家賃などの増加が重荷となった。

 

 連結売上高は前回の下方修正を25億円下回り、前期比32.6%減の625億円となったようだ。平均客単価は2万2344円と前期に比べて33.1%減少した。

 

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