【ブックオフ】17年3月期は2期連続の営業赤字に、業績予想を修正
ブックオフコーポレーション(神奈川県相模原市)は1月27日、2017年3月期の連結営業損益が4億円の赤字(前期は5億3000万円の赤字)になりそうだと発表した。従来は8億円の黒字を予想していたが、一転して2期連続の赤字となる。3億5000万円の黒字見通しだった純損益は13億円の赤字(同5億2800万円の赤字)となりそうだ。
前期から始めた中古家電販売を中心に既存店売上高を前期比5%増の水準まで伸ばす計画だったが、主力商材の書籍やDVD、アパレルの販売が低調に推移し、既存店売上高は前年並みにとどまりそう。通期の連結売上高は従来予想を50億円引き下げて、前期比4.5%増の800億円とした。
年間配当は従来予想の1株当たり25円から10円(前期実績は25円)に引き下げる。経営責任を明確にするため、役員報酬を2月から6月までの5ヵ月間減額する。松下展千社長は月額報酬の20%、そのほかの取締役(社外取締役を除く)は10%減額する。