【街角景気】12月の現状判断は前月比

2017/01/16 00:00
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  内閣府が発表した2016年12月の景気ウォッチャー調査によると、街角の景気判断を示す現状判断指数(季節調整値)は前月比横ばいの51.4となり、好不況の分かれ目となる50の水準を2ヵ月連続で上回った。家計動向関連では、小売関連が1.9ポイント低下、住宅関連も0.3ポイントの低下でいずれも50の水準を割り込んだが、飲食関連とサービス関連は改善、ともに50の水準を超えた。企業動向関連、雇用関連は揃って改善した。

 

  2?3ヵ月先の景気予想を聞いた先行判断指数は、0.4ポイント低下の50.9となり、50の水準は維持したが、6ヵ月ぶりの悪化だった。内閣府では、「先行きについては、燃料価格などコストの上昇などへの懸念があるとみられる」としている。

 

  判断理由としては、「前月からのガソリン、灯油価格の高騰や野菜の価格高騰もあるものの、それらの要因が消費に影響するまでには時間を要する」(東北のスーパー)、「節約志向が強く横ばいが見込まれるが、株価が上昇しており、景気回復への期待感はある」(東海の商店街)などのコメントが上がっている。

 

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