【味の素】「ブレンディ」「マキシム」などの商標権取得、259億円で

2016/11/02 00:00
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 味の素は10月31日、子会社の味の素ゼネラルフーヅ(AGF)がオランダ企業からライセンス供与を受けている家庭用コーヒー「Blendy(ブレンディ)」などの商標権を2億2500万ユーロ(約259億円)で取得した。

 

 商標権取得により新製品展開、ブランドロゴ使用、他社へのライセンス供与などの制約がなくなり、自由なブランド戦略の展開が可能になる。取得した商標権はブレンディのほか、「MAXIM」(国内商標のみ)「TRIPLESSO」「ちょっと贅沢な珈琲店」など。

 

 味の素は2015年4月、米モンデリーズ・インターナショナルが保有していた50%のAGF株式を270億円で取得し、同社を連結子会社化したが、商標権はモンデリーズ社からコーヒー事業を譲り受けたオランダのジェイコブズ・ダウ・エグバーツのグループ会社が所有していた。

 

 AGFは家庭用コーヒー飲料市場(缶コーヒーを除く)で国内トップのシェアを持っており、今回の商標権取得で収益構造を強化する。

 

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