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H2Oが関西スーパーの筆頭株主に、資本業務提携を発表

 エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングと関西スーパーマーケット(兵庫県伊丹市)は10月27日、同日付けで資本業務提携の契約を結んだと発表した。

 H2Oは関西スーパーが実施する第三者割当増資を引き受け、発行済み株式の10.02%(議決権ベースでは10.17%)を取得、関西スーパーの取引先持株会に代わって筆頭株主となる。取得額は約51億7000万円で、11月14日付けで払い込む。

 関西スーパーをめぐっては、首都圏でディスカウント型食品スーパーを展開するオーケー(東京都大田区)が8月下旬から9月上旬にかけて市場から株式を取得し、9月末時点で8.04%を保有する第2位株主となっていた。H2Oとの資本業務提携はオーケーに対する防衛策の面もありそうだ。

 H2Oは傘下に食品スーパー事業を展開するイズミヤ、阪急オアシスを持っており、今後は関西スーパーとの共同仕入れ、関西スーパーの店舗における阪急阪神グループ共通の「Sポイント」サービスの導入やH2O子会社の商品の販売など業務提携を進めていく方針だ。