セブンイレブンとANA、ドローンで離島配送の実証開始 国内初の夜間飛行も

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セブンとANAが実証実験で使用するドローン
日没後の夜間配送の実証は国内初の試みとなる

 セブン-イレブン・ジャパンとANAホールディングス(HD)は10月19日、福岡市でドローンを使った離島への直接配送の実証実験を始める。ネットコンビニ「7NOW(セブンナウ)」で受注した食品や日用品を「セブン-イレブン福岡横浜2丁目店」から、博多湾内の能古島までドローンで配送する。

 配送実施時間は正午から午後8時までを予定する。日没後の夜間配送の実証は国内初の試みとなる。夜間配送の実施により、日中に島外に働きに出ている島民の夕方以降の買物ニーズにも対応することが可能になる。

 ドローン配送を利用できるのは能古島の住民で、配送料は110円(税込)。セブン-イレブン福岡横浜2丁目店から、能古島内の5カ所の受け取り地点に商品を届ける。実証期間は10月23日まで。

 セブン-イレブンとANAHDは、2020年度から離島や山間部におけるドローン配送について実証実験を行ってきたが、パートナーシップの強化に向けて今年7月、覚書を交わした。両社は、25年度に店舗から離島へのドローン配送サービスの実現を目指している。

 政府はドローン配送の普及に向けた制度整備として、22年度中に有人地帯で補助者なしの目視外飛行ができる「レベル4」を解禁する目標を掲げている。

博多湾内の能古島
食品や日用品を「セブン-イレブン」店舗から、博多湾内の能古島までドローンで運ぶ

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