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【ドラッグストア大手】 マツキヨ、サンドラがそろって大幅増益

 ドラッグストア大手のマツモトキヨシホールディングス(HD、千葉県松戸市)とサンドラッグ(東京都府中市)が発表した2016年3月期の連結業績は、インバウンド(訪日外国人)客効果などもあってそろって大幅な増益となった。

 マツキヨHDの売上高は前期比10.4%増の5360億円、営業利益は55.5%増の274億円だった。グループで114店舗を新規出店(フランチャイズ5店舗を含む)する一方、業績貢献が見込めない97店舗を閉鎖、15店舗をスクラップ&ビルドした結果、既存店売上高は15年4月から12ヵ月連続で前年比プラスとなるなど好調に推移した。

 サンドラッグの売上高は13.0%増の5037億円、営業利益は27.4%増の330億円だった。ドラッグストア事業の営業利益は24.5%増の255億円、ディスカウントストア事業(ダイレックス)も医薬品販売の強化などで売上総利益率が改善し、営業利益は38.3%の74億円と好調だった。

 17年3月期の連結業績は、マツキヨHDが売上高5550億円(3.5%増)、営業利益が280億円(2.1%増)、サンドラッグは売上高5420億円(7.6%増)、営業利益357億円(8.2%増)を見込む。