【イオンモール】 堺市の新SCで下水再生水を熱源などに再利用
イオンモールは3月19日に開業する大型ショッピングセンター(SC)「イオンモール堺鉄砲町」(大阪府堺市)で、下水再生水を熱源や水源として複合利用する。
堺市が運営する三宝下水処理場で処理された下水再生水を同SCの給湯などの熱源に利用して水温を下げた後、冷房の空調熱源として再利用する。これにより年間で3.5%の省エネ効果と7.5トンの二酸化炭素削減効果を見込む。
また、熱利用後の再生水はSC内の膜処理装置で浄化した後、トイレの洗浄水などにも使う。今回の下水再生水の複合利用は堺市、関西電力と連携して取り組む。
イオンモール堺鉄砲町は地上4階建てで、総賃貸面積は約5万6000平方メートル。総合スーパーの「イオンスタイル」やカジュアル衣料の「H&M」、スポーツ用品専門店「スポーツオーソリティ」など約160店舗が出店する。